【k円、M円とは?】数字や金額の単位「k・M・B・T」の読み方と意味について

k円、M円っていくら?数字や金額の単位『k・M・B・T』の読み方と意味について

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k円、M円っていくら?数字や金額の単位「k・M・B・T」の読み方と意味について

「○○k円」や「○○M円」という表記がいったい何円を表すのかわかりません。
この「k」や「M」の読み方や意味について知りたいです。

このような疑問・要望をお持ちの方に向けて、本記事では数字や金額の表記で使われる「k、M、B、T」について解説いたします。

よいすけ
どうも、小口投資家のよいすけと申します。
日本株をはじめ、いろんな投資商品に少額投資しております。
k、M、B、Tはビジネスシーンで数字や金額を表記するときに使われることがあります。
読み方や意味についてわかりやすく解説しておりますので、ぜひ最後までお読みください。

数字や金額の表記で使われる「k、M、B、T」とは

数字や金額の表記で使われる「k、M、B、T」は桁が大きい数字を簡略表記するためのもので、kは千、Mは百万、Bは十億、Tは兆を意味します。
それぞれ数字の後ろに付加され、ゼロの表記を省略することができます

ビジネス上の文書や資料などで大きい金額を扱うときに使われることが多いです。
ゼロがいくつも並ぶと見づらいので、以下のようにkMBTを使ってスッキリさせるわけです。

「k、M、B、T」を用いた表記

  • 1,000円 ⇒ 1k円
  • 1,000,000円 ⇒ 1M円
  • 1,000,000,000円 ⇒ 1B円
  • 1,000,000,000,000円 ⇒ 1T円

ではkからTまで、それぞれの読み方と意味をひとつひとつ順番に見ていきましょう。

kは「千」

「k」は「kilo(キロ)」の頭文字です。
意味は「1,000(千)」です。

kilo(キロ)はkg(キログラム)やkm(キロメートル)などで使われる、あのkiloです。
基準となる単位の頭に付けることで、その単位の千倍を表します。

以下は使用例です。

「k」の使用例(カッコ内は意味)

  • 1k円(1,000円)
  • 10k円(1万円)
  • 53.5k円 (5万3,500円)
  • 100k人(10万人)
ビジネス文書などでは大文字で表記されることも多いですが、kiloの記号である「k」には小文字を使うのが国際的なルール(国際単位系)となっています。

Mは「百万」

「M」は「million(ミリオン)」の頭文字です。
意味は「1,000,000(百万)」です。

millionという英単語そのままの意味です。
数字の後ろに「M」を付けることで百万単位の数字を表すことができます。

以下は使用例です。

「M」の使用例(カッコ内は意味)

  • 1M円(100万円)
  • 10M円(1,000万円)
  • 53.5M円 (5,350万)
  • 100M人(1億人)

Bは「十億」

「B」は「billion(ビリオン)」の頭文字です。
意味は「1,000,000,000(十億)」です。

billionという英単語そのままの意味です。
数字の後ろに「B」を付けることで十億単位の数字を表すことができます。

以下は使用例です。

「B」の使用例(カッコ内は意味)

  • 1B円(10億円)
  • 10B円(100億円)
  • 53.5B円 (535億円)
  • 100B個(1,000億個)

Tは「兆」

「T」は「trillion(トリリオン)」の頭文字です。
意味は「1,000,000,000,000(一兆)」です。

trillionという英単語そのままの意味です。
数字の後ろに「T」を付けることで兆単位の数字を表すことができます。

以下は使用例です。

「T」の使用例(カッコ内は意味)

  • 1T円(1兆円)
  • 10T円(10兆円)
  • 53.5T円 (53兆5,000億円)
  • 100T個(100兆個)

なぜ「千」は thousand の「T」ではなく kilo の「k」を使うのか?

百万のmillionや十億のbillionのように、千を英語にするとthousandになります。
ですが、これまで説明したとおり、千単位の数を表す場合はthousandのTではなくkiloのkを使います。
いったいなぜでしょうか?

参考kiloは国際単位系(略称:SI)における接頭辞と呼ばれるものです。
国際単位系とは、国際的に規定された単位の体系のことです。いわゆるルールのようなものだと認識していただければよいかと思います。
その国際単位系において、単位の頭に付いて一定の大きさの数量を表すものが接頭辞です。kiloは基本単位の千倍を表します。

本記事の執筆にあたり、千単位の数を表す場合だけ国際単位系の接頭辞(kiloのk)を使う理由について調べてみたものの、明確な根拠はわかりませんでした。
なのでこれは推測ですが、thousandの「T」を使うとtrillion(兆)の「T」と被って判別できなくなるから、代わりに単位の千倍を表すkiloのkが使われるようになったのではないかと思います。

「k、M、B、T」の覚え方

kiloの「k」が「千」だというのは比較的覚えやすいかと思いますが、それ以降の「M、B、T」については、英語に慣れていないと何の数字を表すのか忘れてしまうことがあるでしょう。

しかし、そういった問題を解決する便利な方法があります。
それは「コンマ(カンマ)の数とセットで覚える」という方法です。

英語では3桁増える(=0が3つ増える)ごとに数を表す単語が変わります

1,000はthousand、1,000から3桁増えたらmillion(1,000,000=百万)、さらにもう3桁増えたらbillion(1,000,000,000=十億)、さらにもう3桁増えたらtrillion(1,000,000,000,000=一兆)となります。

また、数字は3桁ごとにコンマで区切られます。
従って「3桁増える=コンマが増える」ごとに数を表す単語が変わる(k⇒M⇒B⇒Tになる)と覚るのです。

キーワード「千百十一」

「3桁ごとに単語が変わる(=k⇒M⇒B⇒Tになる)」とわかっていても、とっさにMやBがどんな数字を表すのか頭に浮かばない方もいらっしゃると思います。

そんな方におすすめしたいのが、キーワード「千百十一」です。

先ほど、“「3桁増える=コンマが増える 」ごとに「万⇒億⇒兆」と数を表す単語が変わる”という旨の説明しました。
上述の赤字の部分に注目してください。
「千⇒百⇒十⇒一」と0が1桁ずつ減っています

この「千百十一」をキーワードとして頭に入れておけば、「千の次ってなんだっけ?『千百十一』だから…百、百万か!」というふうに思い出せるわけです。

キーワード「千百十一」はkMBTの話だけに限らず、桁数の多い数字を読む際にも役に立ちます。
以下の金額を読んでください。

1,234,567,890円

漢字を交えて書き表すと「12億3456万7890円」になります。
恐らく「一、十、百、千、万、十万…」と1桁目から順に数えた方が多いのではないでしょうか?
少し面倒ですよね?
そこでキーワード「千百十一」を利用するのです。

3桁=カンマごとに千、百(万)、十(億)と数えれば、桁が大きい数字でも比較的スムーズに読むことができると思います。

ちなみに、“キーワード「千百十一」”という呼び方は私が勝手に決めたもので、一般的な名称ではありません。
そもそも、この方法自体あまり見聞きしないのですが、便利なので知っておいて損はないと思います。
よいすけ

英語による桁が大きな数字の読み方・書き方一覧

参考のために、英語による1,000以上の大きな数字の読み方・書き方を下の一覧表にまとめました。
これを見ていただくと3桁増えるごとに数を表す単語が変わっているのがおわかりになると思います。

桁が大きな数字の読み方・書き方
数字 英語
1,000(千) one thousand
10,000(万) ten thousand
100,000(十万) one hundred thousand
1,000,000(百万) one million
10,000,000(千万) ten million
100,000,000(一億) one hundred million
1,000,000,000(十億) one billion
10,000,000,000(百億) ten billion
100,000,000,000(千億) one hundred billion
1,000,000,000,000(一兆) one trillion

まとめ

最後に記事の内容をおさらいしましょう。

数字や金額の表記で使われる「k、M、B、T」とは
・桁が大きい数字を簡略表記するためのもので、ゼロの表記を省略することができる
・「k」は「kilo(キロ)」の頭文字で、意味は「1,000(千)」
・「M」は「million(ミリオン)」の頭文字で、意味は「1,000,000(百万)」
・「B」は「billion(ビリオン)」の頭文字で、意味は「1,000,000,000(十億)」
・「T」は「trillion(トリリオン)」の頭文字で、意味は「1,000,000,000,000(一兆)」

「千」の表記に thousand の「T」ではなく kilo の「k」を使う理由
・trillion(兆)の「T」と被って判別できなくなるため、代わりに単位の千倍を表すkiloの「k」を使う

「k、M、B、T」の覚え方
・「3桁増える=コンマが増える」ごとに数を表す単語が変わる(k⇒M⇒B⇒Tになる)と覚える
・「k、M、B、T」が表す数字を思い出すには、キーワード「千百十一」が有効
・キーワード「千百十一」は、桁数の多い数字を読む際にも役に立つ

よいすけ
以上、ビジネスシーンで使われることが多い「k、M、B、T」について解説いたしました。
「k、M、B、T」はもちろんのこと、キーワード「千百十一」を使って、桁が大きな数字をスラスラ読めるようになれば、周囲の人から「おっ、やるな!」と思われるはずですよ。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
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